叩き上げの経歴を持つ大原孝治社長

今や知らない人はいないほどの巨大なディスカウントストアとなったドン・キホーテですが、現在の社長の大原孝治は売り場担当から社長にまで上り詰めた叩き上げです。

一昔前まではこのようなタイプの経営者も珍しくありませんでしたか、近年では珍しくそれもドン・キホーテのような超巨大企業のトップにまで上り詰めるというのはほとんど例がありません。
1993年にドン・キホーテに入社をした大原は、2年間で三店舗を立ち上げ店長を務めるまでになります。
この時点でも、すでに大原の手腕が評価されていることがわかります。

それではなぜ大原孝治はここまで短期間で出世をすることができたのかと言うと、ひとつは常に顧客のことを考えどうすれば客を喜ばせることができるのかを考えてきたというものがあげられます。
次に考え方が柔軟であり過去のやり方にとらわれず、変化を嫌う日本の社会において良いと思ったこと、客にとってメリットがあると思ったことは直ぐに実行を移していたということがあります。

小売店に置いて最終的に評価をするのは消費者ですから、大原孝治が客のためと思ってやっていたことはしっかりと消費者の胸に届くことになり、それが売上として数字に表れ大原の評価を固めていくことになったのです。常に顧客目線で物事を考えそれを実直に実行し続けた所、いつしか大原は10年余りで超巨大企業の社長にまで上り詰めることになりました。顧客を最優先に考える、小売では当たり前のことを当たり前に実行をして大原は日本有数の経営者の一人となったというわけです。

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